サンダルウッドの香りが好きな時は「あるがまま」を認める時。
サンダルウッドの香りが好きと感じている時、
何か心の中に常に存在する「不安」を抱えていたりしませんか?
不安て、心が塗りつぶされるような、いや〜なモヤモヤと共にありますよね。
でも大丈夫。
この香りは、あなたの中の「不安感」はそのまま、気持ちだけ楽になるように持って行ってくれます。
不安は思考では解決できない
実はあなたの本能は、
あなたに「不安」であることを認めてほしいのではないでしょうか?
不安と言っても、ただなんとなくの不安から、心療内科にかかるレベルのものまで色々ありますよね。
「不安感」て何でしょうか?
どこから来るのでしょうか?
おそらく「何か悪い事が起こりそうだ」という気持ちが働いているのですよね?
それは本当に起こってしまう事が分かっている事であれば、
逃げたり予防したりと、何かしらの対処をすれば良い事です。
でも、起こるか起こらないかわからないことへの不安は、対処のしようもありません。
目の前の幻を振り払おうとしているのと同じですよね。
そのような、漠然とした不安があると、その不安感が辛いので、
他のことを考えようとしたり無理に忘れようとしたりしませんか?
目の前の幻を、まるで見えないこと、あるいはもとから見てないことにしようとします。
でも、逃げれば逃げるほどその不安は、幻は、大きくなってしまう事があります。
不安は、思考では解決できない事なのですよね。
不安は、不安なまま、認めてあげる
私は今から20年前、ある不安に取り憑かれ、いわゆるパニック障害を患っていました(当時は自律神経失調症と言われていました)
一度電車の中で具合が悪くなり、その後電車に乗ると、
また気持ち悪くなるのではないか、心臓がドキドキしてくるのではないか、
と、ありもしない不安で頭の中がいっぱいになり、
とうとうその症状が出てきて、
「ほらやっぱり」と思いながら冷や汗あぶら汗をかいて乗っていました。
それは全て自分で作り上げていた症状だという事は、
あるグループワークに参加して気がつきました。
このグループワークは、森田療法という認知行動療法の一つを実践する会でした。
そこの会で解説している森田療法のサイトでは、
欧米の精神療法では、不安や症状を病的な異常とみなし、取り除こうとします。
これに対し森田療法は、不安があるのは人間として自然なことだと認め、不安との共存をめざします。
とあります。
つまり、あるがままの自分を受け入れるということ。
自分の中にある不安や恐怖を、
あってはならないものだと排除しようとすればするほど、
逆に不安や恐怖は大きくなっていきます。
やがて日常生活にも支障を来すほどになってしまうと、病気(不安神経症、パニック症など)というカテゴリーに入ってしまいます。
でも、その不安や恐怖は、人間なら誰でも感じる事で当たり前の感情。
むしろ、不安があるからこそ安全に生きていけるのも確か。
なのですが、
完璧主義だったり、
なんでも頭で対処しようとする傾向のある人は、
そんな事はあってはならない事だとジャッジしてしまうのです。
「あるがまま」に受け取れないのですよ。
森田療法の中に、恐怖突入というのがあり(字だけ見ると怖いですよね)
「もういいや。気持ち悪くなるならなれ!」
って思って真っ向から構えてると、以外に大丈夫なんです(笑)
自分の気持ちをごまかそうとしたり逃げたりすると、必ずヤツは追いかけてくるわけです。(恋の駆け引きみたいですね笑)
このように、不安感は不安なまま、
「不安だよね、そーだよね、そうそう!」
と認めることが大切なのだと思います。
とはいえ、あるがままを認めるのは結構辛かったりするのです。
そこでサンダルウッドの香りの力を借りましょう!
サンダルウッドは、自分の軸をしっかり持てるようになる香りです。
自分の気持ちをまるごと認められる香り。
なぜなら、サンダルウッドはインドのマイソール地方で採れる白檀という木の芯材を使いますが、
良い精油を採るには、樹齢50年を超えた木でないといけないのです。
つまり、一度伐採してしまうと50年待たないといけないので、
インド政府が制限をかけたり管理したりして保護している貴重な香りです。
サンダルウッドは、長い年月をかけて大地にしっかり根を張っている木の香り。
軸がしっかりとれている木から採れる香りなのです。
そして森の中で静かに鳥や虫を育み、守っている。
すべての命を、大きく温かく包み込んでいる木でもあります。
本能は、あなたがあるがままを受け入れることを望んでいて、
サンダルウッドがその助けになると知っているので、
良い香りと感じさせているのです。
サンダルウッドの香りと共に、あなたの中にある不安も心配も、丸ごと認め、
「そうなんだね、わかるわかる」と言ってあげると不思議と辛さが軽減されますよ!
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香りメッセージアカデミー代表
香りの伝道師 大村はる美。
鎌倉生まれ、鎌倉育ち、現在は藤沢市在住。
22歳で輸入雑貨ソニープラザ経理部入社。その後医療事務の資格を取り医療機関に転職。結婚し出産後体調を崩してパニック障害になる。森田療法で回復したものの30代半ばで不眠症になり、その時に出会ったラベンダーの香りで元気になり、アロマテラピストの道に進む。アロマ講師、トリートメントサロン経験を得て、現在は、お悩みを持っていたり生きづらさを感じている方の笑顔が、少しでも増えるようにと願い、香りと本能から自分を知るオリジナルメソッド『香りメッセージセッション』を行っている。
執筆著書「カウンセラー物語~心に寄り添う21人の軌跡」
掲載雑誌「セラピスト」2022年4月号冒頭8ページに渡り「音とアロマの融合」について掲載
趣味はジャズやボサノバのライブ通い。ゴスペルや一人カラオケで思い切り歌うこと。