人間関係を変えたければ、好きな香りを知ろう!!あのマリーアントワネットが好きだった香りからわかること。

好きな香りがわかると、人間関係も良好になることがあります!!

たとえば、あなたの家族や友人などの好きな香りがわかれば、
その人が今どのような状況かがわかるので、
自分もどのように対応すればよいかわかってきますよね。

 

好きな香りからその人の心身の状態を知ることができます。

これを、香りメッセージといいます。

香りメッセージについてはこちら⇓⇓

香りメッセージとは

 

 

たとえば、良く知られている歴史上の人物であるマリーアントワネット。

彼女の好きだったとされる香りから、その当時の心身の状態を、香りメッセージで紐解いてみましょう!

 

きっと、急にマリーがリアルに見えてきて、まるで隣人のように親近感がわいて来ると思います。

 

もし今マリーアントワネットが横にいたら、抱きしめてあげたくなるかもしれません!

 

マリーアントワネットが好きな香りは?

有名なフランスの王妃マリーアントワネットは、当時流行っていた動物性の香りではなく、バラやスミレ、ハーブなどを調合した香りが好きだったそうです。

※wikipedia掲載画像使用

なぜマリーが植物系の香りに惹かれたのか。

そこにはとっても辛いこんな理由があった、と考えられます。

 

 

その前に、マリーがオーストリア宮殿からルイ16世に嫁いだころのフランスがどのような環境だったかというと

動物性のきつい匂いが蔓延していたそうです。

 

なぜなら国民はお風呂に入る習慣がなく、
糞尿は垂れ流し。

人々はその悪臭を隠すためだけではなく、

あえて強い動物性の香りを加えることで匂いをミックスさせていたといいます。

 

そうしてイタチごっこのようにどんどんと強く動物性の香りを身に纏うようになるとどうなるか。

人の嗅覚は鈍くなります。

 

日本でも時々いませんか?数十メートル先からでもあの人が来る!と、わかるくらいきつい香水の人。
おそらく本人は鼻が効かなくなっているのかもしれません。

 

そのような尋常でない異臭の国に来て、多感な14歳のマリーアントワネットには、
呼吸一つするのにもさぞや苦しい環境だったのではないでしょうか?

 

なぜなら、マリーが育ったオーストリアの貴族の間では
そのころからお風呂に入る習慣があり、
彼女の体臭は隠すほどの匂いではなかったので植物系のナチュラルなものでよかったのかもしれません。

 

彼女は、懐かしい故郷であるオーストリアの牧歌的な田舎風景を人工的に作り、本当に農夫まで住まわせて、
今でいえば巨大なテーマパークのような物を作らせたのです。
それが、有名なプチ・トリアノン宮殿

※wikipedia掲載画像使用

そこにはバラの温室、ラベンダーやミント、カモミールや水仙などのハーブを育て、田園風の池や川に小舟を浮かべ、袖や裾も短くした超楽チンな田舎娘風の服装に麦わら帽子をかぶって過ごしていたと言われています。

 

当然、お風呂も持ち込み、バラやハーブを浮かべて入ったとのこと。

※wikipedia掲載画像使用

でも、一人、歳の離れた異国の王に嫁ぎ、生活習慣も生活環境も違う中で、
彼女が心からホッとできる場所や環境が必要と思ったのは無理も無い話です。

が、それも多額の税金を使ってのこと。

この後彼女には処刑という悲惨な運命が待っていたのは有名な話ですね。

 

マリーの本能の声は…?

そんな背景から見えてくるのは、マリーアントワネットにとって心から必要だったのは、権力でも無ければ贅沢でもなく

「癒し」だったのではないでしょうか?

 

だから、フランスの貴婦人が好んだムスク(麝香)やシベット(霊猫香)などの攻撃性の強い香りではなく、植物系の香りを好んだのだと思うのです。

※wikipedia掲載画像使用

鼻が効かなくなったフランス貴族にくらべ、
自然を愛するナチュラリストだった彼女の鼻は、
自分の身を守る香りを本能で選ぶことができたのではないでしょうか?

 

 

マリーが好んだ香りにはこんな意味がある

プチトリアノンには、たくさんのハーブが植えられていました。
その中でも代表的なものについて、なぜマリーがこのハーブを好んだのか、紐解いてみました。

 

ラベンダーの香りは、ラテン語で洗い流すという意味があります。

ベルサイユ宮殿の悪臭や彼女を貶める策略などをきれいに洗い流したい欲求がここに隠れています。
宮殿では張り詰めた空気の中で、おそらくピリピリした超ストレス環境に身を置いていたので、リラックスするためにこの香りが必要だったと思われます。

 

 

カモミールは、学名にMatricaria(子宮)とあるように、母性や母への思慕を表します。

マリー自身も、まだ14歳という若さで嫁いでますので、当然まだ母親が恋しかったと思います。また、彼女が産んだ3人の子供たちへの無垢の愛情もここには感じられます。
また、女性ホルモンを整える香りでもあるので、年齢や環境とともに変化する女性のあらゆる不調も、この植物で快方に向かったかもしれません。

 

ペパーミントは、覚醒とクールダウン

彼女が辛い現実と戦うには、思考を研ぎ澄まさなければならなかったでしょう。
また頭にくることも理不尽に感じることも多かったでしょう。
考えをクリアにして、怒りを抑えるのに、ミントほど適役はないと思います。

 

そのほかにもスミレや水仙やバラなどの多くのハーブが彼女を癒し、助けてくれたのではないでしょうか?

さて、贅沢に身を置いた悪評高いマリーアントワネットも、このように紐解くと、人間らしさが感じられませんか?

 

その時代に飛んで行って、マリーをぎゅっと抱きしめてあげたくなったのではないでしょうか?

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